
雪に覆われた白い景色は不思議な世界を創り、創造の世界に浸れる
私にとっては、溢れるほどのプレゼント。
子供のころ、寒い暗い空から白いふわふわした雪がチラチラ降りてくるとやたら興奮したものだ。
手の平に受け止めようとした大きな雪はすぐに溶けてしまう。
それでもしつこく手の平を上にあげてつかみ取ろうとする。
飽きてしまうまで。
みるみるうちに雪が庭を白く染ってゆくのを、
ただひたすら窓越しに眺めてると
不思議に外の雑音が消えてゆく。
雪は色や音を消してしまうのかな
と、思ったら後ろから母の声が聞こえた。